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Alicia Keys “As I Am”
とうの立った話題やけどAliciaだもの!待ちに待ったAlicia Keysの新譜。心の5つ星アーティストの新譜って、めっちゃ楽しみな反面『これまでみたいに好きになれへんかったらいややな、こけんといてほしいな』という不安も入り交じる。そういう意味で2ndんときのドキドキは半端やなかってんけど、先行シングルYou Don’t Know My Nameのおかげでリリース前から安心感いただいておりました。それに反して今回の3rdは先行シングルNo Oneのイマイチさ(決して嫌いじゃないけどあくまで心の5つ星の新譜の先行シングルという目線では)から、更に不安が募ってたんです。 実は初めて聴いた時は、不安が的中!?と、めっちゃショックやってん。「お、Alicia声太くなってるねえ」と聴き進めるうちにだんだん「Alicia、歌下手…?曲も何か…」と暗雲が。そのどんよりのピークはWreckless Loveにさしかかった時。「これはあかん」ムードが自分の中で充満し、途中で止めかけたぐらい。うそや…わたしのAlicia(←?)がそんなはずない…とショックで落ち込みかけたんですが。…そう、リリースの頃のわたしって空前のLedisiモードやったんです。ヴォーカルにおいて無意識にLedisi基準になって他の何も聴く気になれへんぐらいの勢いやったんです。で、これは自分の聴き方がおかしいんやと気を取り直して聴き続けたところ、オーマイゴッドです、ああ神よです。全曲感想書いちゃいます。 (1)As I Am[intro] お決まりのピアノ曲イントロ。一聴して思ったのは、Aliciaピアノ上手くなった!?てこと。7才からピアノやってる人に言うのも失礼な話やけど、他の曲聴いてもYoutubeに上がってるTV出演のパフォーマンスを観ても、やっぱり確実に腕が上がってる気がします。と、4才(勝った!)で始めて15才ぐらいでさっさと辞めた我は思ふ。 (2)Go Ahead ひとつ前のとリンクしてるね(偶然)!Marsha Ambrosiusの名がクレジットに。にしてはイマイチMarsha節が感じられへんけど、アルバムの始まりに、これまでのあたいとは違いまっせー!と宣言するにはちょうど良いかも。イントロの続きみたいな気持ちで聴いています。ブリッジパートがAliciaらしい。 (3)Superwoman Linda Perryの起用を聞いた時は、Aliciaあんたもか!とちょっとありがちな人選にアルバムの出来を危惧してしまったけど全然問題無かった。アギレラつながり(Aliciaはアギレラの素敵アルバムStrippedで”Impossible”というなかなか良い曲を提供してました。でものちのち考えたらAliciaの2ndのアウトテイクっぽくもある…あはは)?本人曰く女性賛歌的な意味が込められていて、「うまくいかなくて落ち込んだりしてもいいんだ、って自分を含む世の中の女の人たちに言ってあげたかった」てことやけど、それが「superwoman」になるとこがAliciaらしいな~と思いました。I’m not a superwoman(karyn white)でもMary wants to be a superwoman(stevie wonder)でもなくI am superwomanやもんな!ていうようなことはYahoo!のトークライヴでも質問受けてましたが。I am superwoman, Yes, I am, Yes she isのとこがイマイチしっくり入ってけえへんな~っていうか恥ずかしいな~と思っちゃったのと「あ~い・えへぇ~む・すぅぱうぉーまん」の、えへぇ~むの部分(細かい)が好きになれへんかってんけど、Disc2収録のライヴバージョン聴いたら好きになった(単純)。声もこっちの方が全然良く出てるし気持ちよさそうやの。Youtubeに上がってる今回のプロモにおける一連のTV出演のパフォーマンスとかも、ことごとくアルバムテイクより声がよく伸びてるし。Aliciaってほんまライヴ良いねんな~、ってのはむしろプラスの印象なんやけどさ。それにしてもこのアルバムってレコーディング当時ほんまに喉の調子悪かったんちゃう? (4)No One 先行シングル。リリースされた当時にも言ったけどやっぱりBEPのWhere Is The Love?を思い出してしゃあない!と思ってたらYoutubeでマッシュアップしてくれてる人がいたのでももう気が済みました。で、やっぱり今聴いてもこれはAliciaと音楽の関係を唄っているのではないかなーと思ってしまう。 "People keep talking, they can say what they like but all I know is everything’s gonna be alright / No one can get in the way of what I’m feeling / No one can get in the way of what I feel for you" (5)Like You’ll Never See Me Again 5曲目ですでにクライマックス迎えていいの!?の曲順ですね。2ndシングルってことで実はアルバムリリース直前にちらり耳にして、これは…と思っててんけどやっぱりアルバム内でも光り輝く一曲やね。今までのAliciaって俯瞰の姿勢ってイメージがあって、状況全体をどううまく(美しく)ストーリーテリングしていくかってことに焦点が置かれてたように思う。主人公のI=Aliciaって匂いが、自作自演の人にしては薄かったというか。それが今回のアルバム、Aliciaには「二度と戻らない今」とか「あなたと自分のone and onlyな関係」みたいな余裕の無さ(っていうとちょっと違うな…)、鬼気迫るものを感じます。いっそこの曲のタイトルをアルバムタイトルにしても良かったんちゃうかってほど、一貫したテーマがここにある気がするなーと。今までのAliciaとちょっと違ったアンビエントな雰囲気と押し殺しながら出すファルセットみたいな(でも地声)歌唱法も新境地…やねんけどやっぱりバリバリのAlicia節。美しいメロディ、歌詞、サウンド、全てにおいて完璧!大好き!曲が終わりに近づくにつれて映画のクライマックスを観るような緊張感と昂揚感が…あ~最高。 ところで今回のアルバムってPrinceぽいとこが随所にあるな~と思っててんけど、この曲は「ぽい」だけでは済まされへんよね?特にギター。最後の方とかはもうまんまやし。というか似させてる。前曲のBEPとは違って意識的。勝手にオマージュとして受け止めています。最後のギターのあたりでうすーく雨音入ってへん? (6)Lesson Learned …で、He broke my heart, and it was rainingと続くんです!偶然か?偶然としたらよけい天才ちゃうんかと(天才ってミラクルな偶然を引き起こすと勝手に思っている)。Linda Perryよりも危険視していたJohn Mayerやけど、意外(偏見の塊ですんません…だって君の体はワンダーランドなんてげっそりしすぎてて…)にもめっちゃ良い!!!It’s Alrightとしか言ってない空気の読めっぷりも素晴らしいです。(5)から続けてこの二曲はアルバム聴く度に何度かリピートしてしまう。ほんっと良い曲や!歌詞も強気Aliciaにしては珍しく冒頭(そう、イントロ無しでいきなり歌っていうのも好き)からHe broke my heartっていう。I feel so crazy about itの後の自嘲気味の笑いはパフォーマンスの一環か思わず出たんかわからんけど、今回ブレス音とかすっごくくっきり入ってるよね。前作出たときも思ったのはAliciaって「きれいに歌うより荒くてもリアルな感じがアルバムでも聴ける方がファンは嬉しい」という法則(?)をリスナー側の気持ちとして体験してるんちゃうかな~と思うねん。一つ上のジェネレーション(てどこを指すかわからんけど)は、もっと美しくパッケージされたものを好む傾向にあるのではと。でもういっこ上になると技術的に今ほど声とか加工できへんかったから自ずと荒くてリアルな音。今回のアルバムなんて一発録りか?ってぐらい荒いもんね。聴けば聴くほどそれが良いねんけど。どこやったか、ため息みたいのも入ってるな。 「だまされたことも良い勉強になった、失敗は覆せたから良い教訓になったって言えるし、魂は取り戻せたからそこから学ぶこともあった」ってやっぱりこれまでのAliciaには無い視点やし、かなりぶっちゃけてるようにもとれる。(burnedってやけど・燃えるから転意してだまされたって意味もあって、勝手にそう解釈したけどAliciaの真意は知りません!) 最近のインタヴューでは、「業界の人とか仕事上では特に、皆にハッピーでいてもらいたくてつい『イエス』って返事をすることを自分に強いてしまってた。実はそれで鬱状態すれすれの状況まで追いつめられた時期が実はあった。そんなときに親友が『ちょっとやばいんじゃない?休んだら?』って言ってくれて、自分はそういうこと誰にも見せないタイプなのに気づかれちゃうなんて確かに相当やばいかも、と思って『よし、じゃぁ一人でエジプト行く!』つって行ってきたの。一人でピラミッドの上に立って(←!?)唄ってきた!」 という仰天告白?をしてるので、そういうこともあるのかもしれません。ほかにも、身近な家族が深刻な病気にかかって長く闘病生活を送っている(送っていた?)のに、何もできない自分にもかなり落ち込んだって話もしていました。 (7)Wreckless Love 正直、この曲でアルバム聴けなくなりそうになった!Harold LilyつったらAngie石お母さんにも多く関わってるし、その他MusiqやらMonicaやら色んな人んとこで名前見かける人なんですが。調べてみたらAliciaとは前作からバッキングヴォーカルで関わってるらしい。アレンジが好みじゃないのかなぁ。でもこういう古い感じは普段なら好きやのに。とにもかくにも歌い方も含めて、もう最初の歌い出しからもうあかんねん…声もかすれたおしてるし(曲によってはそれがもっすご良い効果を生み出してるのですが)…とにかく好きじゃないのです。これはAlicia史上初かもしれん。いつものように「時が経てば良さがわかるかも」とすら思えない相性の悪さ。そんなこともあんのね!それはそれで良いのだ。 あ、そういえばタイトルやけど、Recklessなら「無鉄砲な、向こう見ずな」みたいな意味なんやけど英語にwrecklessなんて単語は無い。wreckっていうのは壊れたとか衝突とかいう意味やから、壊れない愛とかそういう意味?造語やろけど、何かとかかってんのかも? (8)The Thing About Love Linda Perryとスタジオ入りしてすぐできた曲なんやって!Aliciaとしても外部の人とスタジオ入りしてみっちり曲作るってやったことなくて不安やったけどLindaとは気楽にやれたらしい。さすが酸いも甘いもかみわけた(一回死にかけてる)敏腕プロデューサーLindaおばさん。ここらへんはP!NKとかアギレラに提供したああいう路線をやってきた手腕とAliciaの音楽がガチンとかみ合えばそらできるやろ!っていう曲ですが、やっぱすごいわ!良いわ!ってそれしか言うてへんけどしゃあないもんね。うまいもんまうまい(鶴瓶)。ま、P!NKとか言う前にこのおばさんは自身のいたバンド4Non Blondesで既にこういう路線が持ち味やったわけでLindaさんもまた自分の音楽をやっているにすぎないのかもしれません。クラシックロックっていうのかちら。Lindaさんの作るバラードってロックバンドの珠玉のバラードって感じせえへん? (9)Teenage Love Affair ティーンの恋愛模様!これも(7)に続いて聴けへん感じか?と思ったけどこっちはすんなりいけた。むしろ好き。ヴォーカルも自由な感じで良いです。でも歌うのむずそうねぇ。Aliciaって歌うこと想定して曲作ってんのかな?希有のソングライティング能力のために、実は自分の歌唱力が曲に追いついてないってことがたまにあるのでは?と失礼かつ余計なお世話なことを思うことがあります。悪い意味じゃなくて…曲作りすごすぎへんか?と。ライヴ観たらよくそんな失礼なこと言えたもんやわ自分、て思うねんけど! よく見たら(7)と同じ様な制作陣や。んーじゃぁもう思い切って(7)カットしてくれたらよかったのに(自分勝手)。タイトル通り、かわいい曲です。ここらへんの時間の経過がおない年のAliciaとはリンクする気が勝手にしている。そうねそうね、ティーン時代をやっと振り返るよねぇ最近…ええっええっええっええっえええぃ! (10)I Need You 来た!!長めの生ドラムソロで始まるこの曲、実は(5)(6)(8)(13)のどれかを押しのけて三本の指に入りそうなぐらい好きです。(ちなみにこれもHarold Lily関与。じゃぁいっそ(7)…略。)これかっこいいでしょ!!やばいでしょ!音とかに新しさは感じへんのに革新的とすら感じる。ビートの強さに反して歌詞が詩的で、比喩表現がたくさん出てきたりしてことばフェティシズムの気があるわたし大喜びの一曲なんでーす!今回、アルバムを通して特に韻の踏み方が執拗ともいえるほどなんですが、この曲に至ってはかなり気合い入れちゃってるね、ありんこちゃん!と声をかけたくなる勢いです。 the sand loves when the waves come the sky can't wait for the light of the sun so how could you look me in my eye and not see what, what I feel inside? tell me how could you doubt the fact that I I love you... I love you north needs south east needs west (and) no needs yes yes yes up needs down life needs death and no needs yes yes yes (中略) like the desert needs the rain like joy needs pain 特にNorth needs~から始まるとこは、節の最後の単語で韻を踏む脚韻だけじゃなくて頭が揃える頭韻まで使ってあんの!R&Bの歌詞でこんなん珍しいかも(探せばあるんやろうけど)。と感動しちゃったよ。life needs death and no needs yesとかさ、必要としているというより対になるものを挙げてってるんやけど、それと同じようにIとYouは必要としあっているのよーともってくるところが、よっ、粋だねっ(江戸っ子のイメージで)!です。こういうことを甘くならず言えるのが詩人の腕では、と勝手に思っています。サウンドは前作のTimba作Heartburnに通ずるものがあるかも。とにかくどっからどう切っても、自分にはたまらない一曲となっております。 (11)Where Do We Go From Here またもや昔サウンド。ドラムの音は好きやけどこのドッタンドッタンしたリズムはそれほど好きではないです。でもメロディも良いし聴くうちに段々はまってきた。ていうのもこれも前曲と同様執拗に韻踏んでんねん。それ耳で追ううちに気持ちよくなってきた。だっていきなり「~my dear」てAliciaらしくもない!と思ったら「from here」にかけてたんやったと分かってホッとしたり。韻踏むのがAliciaの中で流行ってる(??)んかってぐらい頑張っちゃってるね!韻にばっかり気を取られてるというよりかは、逆に言いたいことだけに削ぎ落とす良いフィルターになってる気もする。これは是非にライヴで聴きたい一曲!かなり良くなると思うな。キーボードこのままでドラムパターンだけちょっとだけ変えてくれへんかな~(また自分勝手)。もしこれAliciaじゃない誰かのアルバムに入ってたら「これは凄い!」とか言って絶賛してると思う。他の曲が良すぎてついつい…ありんこちゃんにはことごとくハードルがもっすご高いのです。十分良い曲。結構聴いてる。そういえばTweetにも同名曲あったな~。あれ大好き。 (12)Prelude To A Kiss 本作唯一の独りぼっちで作った曲。相棒Krucialの関与も無し。ピアノ一本でコーラスもなしのシンプルな曲。もっと長く聴いていたいけどたった2分。噛みしめつつ聴いてます。 (13)Tell You Something ( Nana’s Reprise) 良い良い言いすぎてもう真実味が無くなってきてる上に自分でも言い飽きてきたけど…良い。シンプルすぎるぐらいシンプルやけど泣けてくるほど良い!「Imagine there was no tomorrow / imagine that i couldn't see your face」ってやっぱり(5)とコンセプト一緒やんな。一日どころか一時間も待てへんて。何やろ、この切羽詰まった感じは。張りつめてるわー。100回ほど聴いてるのに4行しか書いてへんけど、もう言うことありません。言うことナスです。 (14)Sure Looks Good To Me (13)で終わっても良かった気もするけど、この曲もかっこいいわ(いきなり手抜きですみません。突然燃え尽きた)。Lindaおばさんらしい曲。 なお、Disc2にはSwizz Beatzプロデュースのラテンビートがかったヒップホップの風味のアップ曲Waiting For Your Love(くらっぷくらっぷくらっぷ!てなかなかかっこいいです)とリンダロンシュタットのHurt So Badのカバー(唐突やけどおもしろいからよし)、先述のSuperwomanのLive音源とNo Oneのレゲエリミックス(これはあたしの中では一番どうでもいい)が入ってました。 てことで今回もやっぱり凄かった。天才が好きなことしたらこんなことになんのねって感じ。一瞬ついてけへん感じしたもん。あ~Aliciaと同じ時代に生まれて良かった!しかも同じ学年(突然同じ土俵に引きずりおろす作戦)! 天才の成長という、なかなか見られへんもんを目の当たりにしてる気がします。 ごっつぁんです!
by catchafire1980
| 2007-12-20 11:58
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