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カテゴリ(何でカテゴリーじゃないのかいつも気になる)を音楽にするか映画にするか一瞬迷ったけどこれはやっぱ音楽ですね。
Lightning In A Bottle 断じてケビンコスナーの映画じゃありません(アレはメッセージインアボトル)! 2003年の『ブルース生誕100周年』記念の一貫としてNYはRadio City Music Hallで行われたライヴ&ドキュメンタリー。マーティンスコセッシ製作総指揮のドキュメンタリー"Blues movie project"7部作のひとつです。 音楽DVDのほとんどが音楽業界の人達によって撮られててそれはそれでもちろん良いんやけど、やっぱ映画人によるライヴ(内容も映像も含めて)やなぁと思わされる瞬間がいくつもあったのがおもしろかった。ライヴ全体の構成や出演者なんかにもストーリーが感じられるのね。単にブルースの巨匠がたくさん出演して演奏しました、てのじゃなく(そういうも観たいけどそれじゃスコセッシが撮る意味が無くなってしまうので)。 そんなわけで、オープニングを飾るのはアフリカ・ルーツミュージックのパイオニア的存在であるアンジェリーク・キジョー(←ブルーノート来たのに見逃して後悔してる)。この時点ではブルース臭は全くしません。でもそこにあたしはぐぐっときたんですね。ブルースのストーリー、歴史を紐解こうとしているのかスコセッシよ(誰)!と。そんなわけであとは怒濤のブルース史のお時間です。バディ・ガイやらBBキング、ソロモン・バークという誰でも知ってるような超大御所のかっこよさと健在ぶりもスゴ!!と思ったし、メイヴィス・ステイプルズやオデッタ、ルース・ブラウンなど女性ブルースシンガーの熟しきった歌声にもジーンときたし(やっぱ女声好き)怒濤の2時間弱!合間合間に挿入されてるインタヴューにもがつーんときてしまいます。「若い頃はブルースの意味がよく分かってなかったけど、60を超えて分かるようになってきたのよ」とかさ。50年とか歌い続けてきた人の言葉と歌はシンプルやけどびっくりするほどフレッシュで力強い。かっこよすぎるー。 ↓左からRuth Brown(オッサンではない)、Mavis Staples, Natlie Cole(デカ!!) 上に挙げたような大御所に加えて、その子供~孫世代のブルース(音楽性だけじゃなくスピリッツってことで選ばれてる気がする)継承者も登場してて、India ArieのStrange Fruitsっていう選曲には参った(背景に映し出される痛々しいStrange Fruitsも含む)!し、Macy Grayの酔っぱらい(推定)パフォーマンスも良かった(ほんっとこの人いつでもどこでも一緒)し、実はこっそりアルバムを愛聴してた期待の若手ブルースシンガーShemekia Copelandちゃんの強烈歌唱も観られて大満足。驚いたのがNatalie Coleのワイルドの歌いっぷり!St. Louis Bluesっていうルイアームストロングさんの有名曲をカバーしてるんだけど、これがもう~凄いのッ(ピーコ風に)!あたしの中でNatalie Coleって、もちろんめちゃくちゃ上手くてどんな歌もこなせるとは思ってるんやけど、それと同時に無難さがあるというか、綺麗に歌をまとめるイメージがあったんです。でもやっぱ父の血が騒ぎまくったのか、あたしがしらんかっただけなのか、めちゃくちゃ泥臭いブルース歌唱を展開してます!良い!あんなんやってくれるならブルーノート行っちゃうぜ(にしても高すぎるけど)!あとボニー・レイットもギターがうなる!かっこいいおばあはん(怒られそう)やわ。 ↓貫禄+余裕のBB翁 名前しか知らんかった人やジャケット以外で顔を見たことなかった人の映像が観られたり、その曲が歌われた当時の時代背景が後ろのスクリーンに映し出されたり、まさにブルース史の時間!今まで何となーく聴いてて、ブルースってもんが頭ん中で体系的に整理されてないあたしにはぴったりの内容でした。サン・ハウスおじさんとかさ。アフリカ人が奴隷船でアメリカまで連れてこられて、奴隷になってその悲喜交々(主に悲哀か)を唄ったのがブルースですよね、って頭では知っててもあたい、ハートでは分かっていなかったのね、と思いました!今聴きこんでいるNina Simoneが唄っている内容への理解も深まりそうで観てよかった。小難しいこと考えんでも、単なる音楽DVDとしてももちろん楽しめる内容になってます。が、なにぶんブルースなので重めではあります。ちなみに特典映像では何とマイアイドル、Mos Def氏も登場、唄わんでもいいのに唄ってます(ふふふ)。気持ちわわかるよ、もっちゃん。 そうそう、7部作中今んとこ3つ観たんですが、コモンとChuckDが老舗ブルースレコードレーベルの軌跡を追う、Godfather&Sonsもなかなか良かった!これはヒップホップ⇔ブルースというアプローチです。顧問さんが息子然としててなんだかかわいいの。
by catchafire1980
| 2006-06-14 20:35
| 映画
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