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今月はスロウペース。
相変わらずちょこちょこレンタルして映画観てます。500円前後で売ってたからついつい買ってしまったBrownsugarとかFourBrotherとかはおいといて、初めて観たものの中で印象に残ってるものを記録。もうレンタルされてるものなので遠慮なくネタバレしてます。ご注意を。 7人の女たちやスイミングプールで知られるフランスのフランソワ・オゾン監督作品。「ボクヲオクル」と読むらしい。珍しく良い邦題(原題:Le temps qui reste、英語題:Time To Leave)。男前でファッションフォトグラファーの主人公が余命数か月と宣告されてからの日々のお話。脚本も手がけたオゾン監督の、死生観みたいなものが描かれてて、これまでのこの人の作品にあったひねりとか皮肉っぽいとこがほとんど無いことに驚いた。ど直球やんか!と。主人公はゲイやねんけど、ゲイであることが何かのファクターになってるっていうより、こういう立場におかれた彼がたまたまゲイで、その場合こうなりますよっていうアプローチが新鮮でした。あと祖母役のジャンヌ・モロー凄い。完全にもってかれます。ゴダールでもトリュフォーでも凄かった(ってほどまだ感じきれてないと思うけど)けど、老いてなお。リアルタイムでまだ観られるっていうのがラッキーというか、映画オタクっぽいオゾン監督もうれしかったはず。 人一人がこの地球に生を受けて生きて一人で死んでいくっていう、人間の営みはただそれだけのことやねんな。自分も等しく。エンディングの画が頭から離れません。 映画館に観に行けずじまいになってたのでやっと観られました。タイトルがカタカナになってることで何のことだかわからんけど、Thumbsucker=親指吸う人ってこと。その姿から連想されるからやろうけど、へたれみたいな意味でも使われてると思う。監督のMike Millsの映画としては初作品やねんけど、この人はGAPとかadidasとかApple社の広告や、PVの監督としては有名な人なのでどっかで映像を見かけてるはず。MobyとかBeastie BoysとかSonic Youthとか…って挙げただけでどんな感触か何となくわかると思います。で、主人公はもちろんThumbsuckerな高校男子。オタク(って扱いされてるけど○○オタクって特定されてはでてこない)、というか浮いてる。TV俳優に熱を上げる母、封建的な父、ませた弟、何枚もうわてな女子。もがくThumbsucker。親指吸うせいで歯列矯正とか検査が必要になって通う歯科医にキアヌ・リーヴス!マトリックスより何よりこういうキアヌ、好き!催眠療法やらマラソンやら、何か変。Thumbsuckerを諭そうとするもののキアヌ自身(役の上の話やけど役名忘れた)が迷ってる。こういう低体温ぽい映画が好きやなー。やたら暑苦しいのはソウルミュージックでじゅうぶんです(音楽と映画では求めてるものが両極端な気がしている今日この頃)。 何かしら人生に答えを見いだそうとしている(ように歯医者には見えている)Thumbsuckerに歯科医が言います。 The important thing is, the life without an answer. 答えを見つけたなんて思うな。それは幻想だ。大切なのは、答えが無くても生きていく力だ。 おーいぇー。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ひたすら自分と向き合って自分の中の何かを育てていくっていうテーマをもつ映画や小説って、主人公はたいてい男やねんなー。女の場合もっと、周囲の環境とか人間と調和する中で何かしら見いだそうとするような気がする。男は狩り、女は家を守るみたいな原始の性質(なんてもんがほんとに存在するのかわからんけど)からくるものなんやろうか。 仮定の話になるけど…映画は男性的で音楽は女性的ってのが何となく自分の中の趣向にあてはまるかも、と今思いついた。ていうのは、あたしは映画にも音楽にもどこかに個人的なものを求めているような節がある。ただ、映画にはより個人的(何ならひとりよがりでもいい)で、自分勝手でなものを求めてる。関係あるかわからんけど、更に言うとロック的なものを求めてる。まんまやけど、サムサッカーの監督やスパイクジョーンズとかも然り、ロック系の畑にいんねんな。ロックの中でも低体温な感じのもの。死にかけな感じのやつ。でも逆に音楽には暖かみとか暑苦しい感じを求めてて、ある程度自分が入っていける感じの方がいいな。そや、映画の場合そのストーリーが自分の心の中にどんだけ近づいてくるかで「感じる・感じない」ってのが決まるけど、音楽は自分がどんだけそこに入っていけるか(同化?)、っていう楽しみ方をしてるのかも。 とりあえず言ってみました。そういうことで、両極端やなーと。男は~とか女は~ってな話が嫌い(男女の差を否定してるんじゃなくて、知ったかすんのがいや)な自分としては我ながら珍しいベクトルやわ。 番外:Fake ID …この映画何なんでしょう。普通に準新作として某ツタヤに置いてあってんけど、カバーがドラァグクイーンです(そこにひかれた)。で、そのドラァグクィーンは印象的ではあるものの劇中、総計2分ぐらいしか出演してない。何か脱力して調べる気にもならんけど、クオリティとしては学生の卒業制作(画質とか含めて)。大学入試ぐらいの時期にある男子2人が主人公で、ゲイしかおらん街で自分もゲイになろうと努力してみたり、何だかとにかく意味がわかりません。いつ作られたんかもようわからん。とにかく意味がわからん。でもなぜか腹は立ちませんでした(学生の頃ブルーっていうVHSを借りたら1時間ぐらい延々青の画像が流れて、ダイアローグみたいのを朗読してた。あれはひどかった)。頑張って作った感じは伝わってきたし!でも、ただただ謎。脱力。 他にはゴダールのアワーミュージックとかゴスペル(これに触れるべしやったかな)観ました。 (ユナイテッド93も観て、感想も書いたけどやたら重くなったのでちゃんと消化したらここにでも載せる予定)
by catchafire1980
| 2007-02-21 03:05
| 映画
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