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※Esperanzaについての記事はコチラにも
Esperanza Spalding @ Billboard Osaka & Tokyo 9/3, 5, 6 ライヴ後たっぷり二週間ほど余韻に浸った挙げ句、書き終えることができへんまま諸々忙しくなってしまい今にいたる。気づいたらきっかり三週間前のことになってますが昨日ことのようでもあり去年のことでもあり…えー、タイトル見てお分かりの通り、調子乗って東京まで行ってしまいました。大阪と東京初日の2nd、そして最終日は両ステージで結局合計4回(アホ)観ました。それぞれに良かったけどやっぱり初めて観た大阪公演を基本に書こうと思います。 さて待ちに待った(この夏はほんとにこれだけが楽しみやったかも)このライヴ、観る前から期待しすぎかもと自分が心配になるぐらいでした。彼女にとって初のライヴインジャパンが大阪ってことで1stも気になったけど、いつも通り2ndへ。トリオってことで小回りも利くし全公演セットが違うってこともありえるなーと思ったけど、結果的には数曲の入れ替えぐらいでした。今回はアルバムEsperanzaのツアーみたいなもんなんやろうしそらそうか。 ドキドキしながら待つと、1st Anniversaryという両脇のボードの間にEsperanzaとベースのシルエットみたいな画像が映し出されました。いやがおうにも盛り上がる!内心そわそわ。全然うまってなさそう、と思って心配していた客席も開演間際にはそこそこ埋まっていたので安心。 時間が来て客電が落ちると、3人同時に登場。噂に違わぬもっこもこアフロ!きっと会場にいた全員がかわいい…と目がハートマークになってたはず。普段着っぽい膝丈のワンピで膝小僧が見え隠れ。スウェードの短いブーツ(ブーティっていうらしい)のホックが両方はずれたまま(はずしたまま?)になってててろーんとしてました。ノーメイク、ノーアクセサリーやねんけどアフロとかわいらしい顔立ちで充分視覚的効果を発揮。 Esperanzaの生声第一声は”Jazzy~♪”。Betty Carterで有名になった(Betty Carterがオリジナルと思ってたら違うみたい)"Jazz Ain’t Nothing But Soul”のカバーからスタート!ベースをはじきながら、気持ちよさそうに目を閉じて歌う姿に、『ベースから生えてる草花』みたいな(頭にあるイメージを文字にしてみたらオカルトやった)印象を受けました。体の中で鳴っているであろう音楽が指から弦に、喉から声に直接伝わってるイメージというか。『Jazzっていうのはソウル以外のなにものでもない』を歌い終わった後、うつむいたまま小さな声で"Yes…that’s how I feel”と呟いていました。なんて心地よい歌声!と思ってるうちに次は"Querpo Y Alma(Body and Soul)"。わたしは英語のBody and Soulに馴染みがあったけど、インタヴューでは「お母さんがスペイン語で歌ってるのを聴いて育ったからスペイン語で歌うのも自然なことだった」というようなことも言っています。Youtubeほかでみられる過去のEsperanzaのライヴ映像を観るにつけヴォーカル力に少し心もとなさを感じてたんやけど、実際ライヴで観たとこそんな心配は全く不要でした。声の質は細いけど不安は一切感じへんかった。音感が普通じゃなく良いんやろうなー、なんて素人のわたしが言うのも憚られるぐらいの非の打ち所の無いスキャット+ベースのアドリブを聴くことができました。後半のアドリブが大阪ではあとの東京よりも倍ほど長かった気がするんやけど、ベースプレイほんとすごかったー。間近でいくら凝視しても何であんなことになるんか全くわかりませんでした!中盤から後半にかけての盛り上がりは二曲目にして「来てよかったーーーーー」と小躍りしたくなるすごさ。すごいとかすばらしいとか、自分の貧弱なボキャブラリーが嫌になります。余談ですが前もどっかに書いたけど、わたしジャンルに関わらずトリオっていう編成が好きなんですね。一人一人の存在意義がはっきりした構成というか。The PoliceとかNirvanaとか最近ならYeah Yeah Yeahsとかね。Esperanzaもフルメンバーという観点からいくといつも一緒に周っているギター(昔の映像にもいるから他のメンバーより長い付き合いなのかも)が欠けている状態とも言えるんやろうけど、わたしとしては充分満足のいく構成でした。アルバムを聴いているかぎりピアノのLeonardo Genoveseが粒のそろったきれいなピアノを弾いていてライヴで是非観たい!と鼻息を荒くしていたんやけど、実際すごかったです。ピアノ弾きながら同時にピアニカは弾くわRhodesは弾くわ。そしてOtis Brown三世さん!この人のドラム、わたしはラテンビートのとき特に凄さがわかりました。どの曲かどうしても思い出せへんのやけど、大阪ではえらい長いこと素手でドラムを叩きまくるという荒業まで。シンバルを指先でつっつく、っていうのは観たことあったけどあそこまでばりばり叩くのは初めて観ました。パーカッションのセットも横にあるの(無かった)?とちょっと確認したくなるぐらいでした。あれかっこよかったなーー。普通に巨体の上半身をほとんど動かさずにめっちゃ抑えたプレイやのに的確で色彩豊か。バーンと盛り上げたり引いたり押したりテンポ上げたり下げたり歌ったり。基本の部分はEsperanzaやけどそのときどきの曲の「色」みたいなものはOtis Brownのドラムが牽引して決められていってるような印象を受けました。Esperanzaもその流れに乗ってほんと気持ちよさそうに演奏し歌ってて。色んなとこで同じ様な感想を目にしたけど、Esperanzaの歌ってるときの気持ちよさそうな顔って観てるこっちまでふわ~っと幸せになるような表情です。心から音楽が気持ちいいんです!という顔。でも奏でている音はそんな余裕の表情でできるものなん?ていう超絶技巧派!なとこが何かわらけるんやけど。I Know You KnowではTVショウJimmy Kimmel出演時と同じベース(ちなみに東京初日は出演時の衣装と一緒)。大好きなこの曲、一緒に歌おうとするとめっちゃ早口なことに気づきます。出だしの"The way you look at me when you think I’m not looking”からして。聴きすぎて今では余裕でついていけるけど(何の自慢)、これベース弾きながらやってるってどういうこと?とますます謎は深まるばかり。「あなたがわたしが見てないと思って私のこと見てるときの様子からして、あなたはわたしのこと好きなんでしょ?」というこの曲は聴けば聴くほどポップさの奥に隠された、不思議ちゃんというか変態ちゃんのEsperanzaさんが垣間見られるような気がしています。この曲に限らず、かわいい声に惑わされるなかれ、な曲+歌詞満載の蘭子さんです。普通歌詞にせえへんのちゃう?っていうピンポイントを平気でぐいぐいつく様子が、普段からそういう感じで周囲を驚かせている蘭子さんを想像させるというか…。かわいいんやけどどっかがアレ。 そしてそのまま(やったと思う)今度はスツールに座って楽譜を見ながらフランクシナトラの"I Fall In Love Too Easily"を!どっかで聴いた映画音楽?とか思ってたけど帰って歌詞で検索して分かりました(+Don’t trust under 30.というけしからんタイトルのすてきブログでダブルチェック済み)。スツールに座るときスカートの中が見えへんように気にしてた、のはいいけど「初対面でここまで見せるわけにはいきまへん」とか言いながらスカートを股に挟み込むっていう回避の手法はどうなん!?鉄棒の「スカート回り」を思い出しました。小2女子の発想!自由!そういえばここで「I can’t seeeee!(だって楽譜見えないからー!)」と言いながらでっかいアフロを何かピンみたいなもので留めてました。あまりにでかいアフロでなかなか留まらへんのにちょっとイッ!となって「Come on, hair!」と髪に呼びかけてました。自由。そして「Ha! Now I don’t know how I look!(は!今ヘアーがどんなことなってるかわからんけどまーいっか!)」と言いながら演奏スタート。ちなみに巨大サザエヘアーみたいになってました。衣装替え無しやのに劇的なビジュアルの変化です。エラが張ってるのかなあと思ってたけどアフロがむけた後の顔はつるっと細くてかわいさが更に全面に出る結果になっておりました。サザエやのに。美しいメロディをかみしめるように歌っていて、声の良さもじっくり味わうことのできるカバーでした。「初めてライヴでやるから間違うかも!」とか言ってたけど蘭子流のギャグやったんかもしれません。楽譜置いてたけどほとんど見てへんかったし。ちなみにこれはわたしがその後観た東京ではやってませんでした。その代わりアレがあってんけどねっ。あとここらへんで一曲どうしても思い出せへん曲(たぶんWinter Sun)があるけどそれもめっちゃ良かったです。 そしてそして!!!突然しーん、として照明が落ち、ウッドベースのネックをもってうつむいた、と思ったら静かに一言 「次は自分の中でも特別な曲で…聴けばわかるよね」 と言ってからアカペラで歌い始めたのは"Ponta De Areia"。ライヴでは聴けへんのちゃうか、と半ば諦めていたからPontaのポでひぇー…と声が出ちゃいました。前にも書いたけど、わたしはこの曲が大好きです。Wayne ShorterのNative Dancerも作者のMilton NascimentoとGilberto Gilとのも良いしEW&Fも少し使ったりしてて色んなバージョンがあるけどわたしはこれがEsperanzaのが一番好き。もちろん曲そのものの素晴らしさあってことやから作者の解釈と比べるのも違うんやろうけど、アレンジとこのがっつり真正面からの取り組みぶりは特筆するに値すると思うんです。ここでのLeonardo Genoveseのピアノも素晴らしかったし!この曲のもつなんとも言えへん空気に、涙が滲んだ。 砂の岬、それは終着点。昔にぎわった岬も線路は取り払われ、汽車はもう歌わない… 個人的なこころのハイライトはこの瞬間でした。 で、これは曲目が定かじゃないんやけど、ずっと気になっていたPerazuan(Junjo収録)でのチュパチュパ歌唱法を大阪では披露していました!唇でチュパチュパい言わせながら歌ってて、出た!と思ったから間違いないんやけどあれがPerazuanやったかは確信が持てず。たぶんやけどJunjoからの曲か、単にインプロビゼーションやったんか…。東京の公演とわたしが観た大阪のステージの一番の違いは、ベースと歌(というか、ベース以外のこと)の比重かな?大阪でのベース演奏への没頭・集中ぶりはすごいものがありました。ほとんどの時間アフロを振り回しながら目を閉じて(弦凝視してるんかな?と思ってのぞき込んでみたら目がっちり閉じてた)ベースを弾きまくっていたという印象です。目を閉じたままニコーっとして首を横に振りながらベースを弾く姿がめっちゃ素敵でした。あとわたしがアルバム聴いてて興味を持った、ベースソロ→スキャット追加→ベースとスキャットのユニゾンみたいな流れもライヴではたくさん聴けて大満足!スキャットが加わるとことか、それどういうタイミング?っていうとこで入ったりしてほんとおもしろかった。ベースソロの尺も長くて堪能できました。ん歌ってるときとか「初めての日本なのー」とか言ってるときはニコニコしてたけど。 どこらへんでやったか忘れましたが、いくつかのアルバム未収録カバーの中で一番わたしが興奮したのはNina Simoneの"Wild Is The Wind"!Nina Simoneて…!!!!!! Love Me Love Me~♪て歌い出すからカーディガンズ!?て思った(うそ)。鼻血出そうになりました。うれしすぎて、胸に沁みすぎて文字に出来る感想は思い浮かびません。ごっつぁんです She Got To Youはアルバムで聴いてるときから「前衛ジャズみたいなめちゃくちゃ(もちろん良い意味で)な構成の曲やなあ」と思ってライヴで聴くのを楽しみにしていたんやけど、as scared as four leaves coverrrrr!からのベース、ピアノ、ドラムの混ざり合い方なんて聴いてて気持ち良すぎ。期待以上にライヴは良かったです。アルバムではラッパが入ってるけどピアノ、ドラム、ベースのトリオの方がわたし好みの無駄(ラッパが無駄なわけでは決して無いんですが)の無いかっこいいサウンド。She Got To Youはライヴで聴くべし!な一曲やね。AmelでいうとGiving Something Upみたいな位置付けです、とわざとらしくAmelの名前を出してみましたが。うすうすは感じていたけどライヴを観てあらためて思いました。ヴォーカルスタイルが親愛なるAmel Larrieuxに似てる。発声の仕方とかアドリブのセンス、ライヴにおける身体のリズムの取り方から口の開け方まで(口の形が似てるからかも)。いや、似てるからって比較の対象であるわけでもないんやけど、ライヴ観ながら何度かAmelのライヴを思い出しました。さて、アヴァンギャルドなShe Got To Youにて大阪の本編は終わり!曲数にすると少なく感じるかもやけど、一曲一曲にアドリブ、ベースソロなどが盛り込まれるので全く物足りなさはありませんでした。 再掲やけどこの顔! アンコールもまたもったいつけず登場。マイクの前に立った、と思ったら突然声一本でスキャット!このスキャットがほんまに凄かった。東京での見所は後述しますが、この夜の(少なくともヴォーカル面における)ハイライトはこの瞬間で間違いないと思う!高音から繰り出される早口スキャットは天国のEllaも草場の陰で泣いている…かもしれない技巧的かつ感動的なフレージング。正直言ってヴォーカリストとしての蘭子さんのことちょっとなめてました。いや、もちろん心地良い声やなあ、音感良いんやろうなあ、とは思ってたしだからこそライヴに足を運んだんやけどまさかここまでとは!ほんとびっくりした。細い声質やからアルバムではそこまでインパクトが無いんやけど、技術的だけみてもほんまに凄いんやなと。スキャットが終わったとたん割れんばかりの拍手!ニコっとしてからウッドベースを手に取って最後はI Adore Youです。ラッラッラー♪てことでOtis Brownがちょっとはにかみながらコーラスを入れてるのを横目で見てちょっと笑いつつ、このラテンとジャズを下敷きにしたEsperanzaとしか言いようがない音楽の世界に浸りました。ほんま、ジャズのコーナーに置いてあることでセールスの伸びに弾みがついてない気がするんやけど、この人の音楽ってほんとジャズとラテンビートを基礎とした「Esperanzaというジャンル」な気がするなあ。使い古された表現ではありますが、それ以外に言葉が思いつきません。そしてこのEsperanzaというジャンルがジャズの未来の一つの形なのかもしれません。とか分かったようなこと言いたくなるぐらい、変な言い方やけど何かわからん確信を持ってしまうようなライヴでした。未来はこっちでーす、と指し示されたような。 ベースも歌もものすごく高い技術を持っているというだけ(でもすごいけど)なら他にもいると思う。でもこの人には天性の、他には無い音楽性が身体の中にぎっしりつまっていて、技術はあくまでそれを外に出す手段なんやなーというのがEsperanzaを観て感じたことです。だから技術的なことなんてライヴであんまり感じへんかった。ベースから紡ぎ出されるアドリブのフレーズの一つ一つが、もうしつこいぐらい全部美しいなあとか、良いメロディ歌うなあとか気持ちいい声やなあとか、ピアノとドラムとベースの絶妙な混ざり具合とか、感じたのはそういうこと。 ベースを弾きまくりながら早口で歌う、なんていうことがどうやったら可能なんか少しは分かるかも、とか思いながら一番前のど真ん中で目を皿のようにしてベースを弾く指を観、歌う表情を見上げてたんやけど、結果的には口あきっぱなしにさせられただけのことで何にも解決しませんでした。ほんまにあれは何なんやろう・・・。 そうそう、ライヴ後にサイン会があったんやけど列が全く進んでないのを何でかなあ?と訝しげにうかがってみたら、一人一人に色々話しかけたりふざけたり冗談言ったり、完全にご本人に仕業でした!やっぱり自由。並んでた女の子の爪を見て小さく「I like your nails...」て言ってたのも印象的でした。蘭子ちゃんはやっぱりベーシスト特有のカエル風の指先をしていて、爪も短くて何も塗ってないんやけど(塗っても支障は無いんやろうけど、あんだけ弾いたら一発ではげるもんな)、やっぱネイルとか気になるんやなーと、妙に普通の女子な蘭子ちゃんを垣間見た気がしました。 というわけで!何なんやろう…と呆然としたまま気づいたら東京行きを決めていたわけです。またもや強行軍。しんどかったー(こんなことするから仕事がかつかつで更に更新が滞るんやけど)。 さて、東京やけど長くなったけど気づいた違いを。 東京で無かったのはシナトラのカバーI Fall In Love Too Easilyとチュパチュパ歌唱法の曲ぐらいかな?あとQuerpo Y Almaが完全にBody And Soul,つまり英語バージョンでスペイン語じゃなかったのも気になりました。あれはその場の気分で決まるんかな~。演奏自体に影響は無いもんね。でも歌詞が違うだけでずいぶん受ける印象も違うんやなー。あと公演によってI Know You Knowが無かった回もあったり。 一番の違いはPrecious!そう、Esperanza側(レーベル側?)イチオシのシングル曲みたいな扱いであるはずのPreciousが大阪2ndでは無かったんですYO。これいかに!と思ってたんやけど東京3公演では全部やってました。そのうち二回(金曜2ndと土曜1st)では 「ジャズミュージシャンであることと、リッチになることを両立するのって難しいの。で、この曲はそれをどうにかやってみようってことで作ったポップな曲。だってOtisには子供だっているしLeoは子供だし(Otis got kids and Leo IS a kid…て言ってた!)…わたしはちょうどその間ぐらいかな(Leoさんには毒づいといて自分はおいしいとこどりです)。わたしはお母さんと自分に家を建てるのが夢なの。だからこの曲売れるといいなあー」 みたいなことを言ってました。EsperanzaのEPKをYoutubeで観たときはPreciousが冒頭で流れてて、こういう感じでポップな方向にいくんかな?と思ったけど、この本人の弁ですっきりしました。あと「ブリトニーもアギレラも…」とか、例に挙げてたポップスターの名前でやっと現代を生きる23才っていうことも改めて実感(?)。Esperanzaの口から出るだけで不思議な感じがしたけど。家を持つことが夢、って夢かなうといいね~。すぐ叶うと思うけど。シャレで言ったとこもあると思うけど、単純に良い曲やしPVさえかわいさフィーチャーして作って流れたらそこそこいくんちゃう!?やっぱNorah Jones的な売り方で。音楽の奥深さはすでに分かる人には伝わってるようなので(ジャズの巨匠達も次々蘭子党を宣言してるし!なんとLedisiとも早くも親交を深めている模様やし~)、ポップな感じで売れたらいいと思う。生Preciousはやっぱり夢見心地でした。ちょうドリーミー。歌詞はそうドリーミー☆でもないとこがみそですが。 あと、日本滞在中にピアノのLeoが作ったというTokyo Chacarera(チャカレラというのはLeoの出身国アルゼンチンの音楽スタイルの一つらしい)。あれ素晴らしかったなー!レコーディングしなさそうな曲名やけどどっかで音源化してほしいと思うぐらいかっこよかったです。あと東京1日目の後、失礼を承知で「あれって何て曲?チャカレラの後にやってたやつ…」と本人に訊いたら「Sunlight、日本の国内盤のボートラなんだよ!」と言われたので「そうなんや!国内盤待ちきれずに輸入盤買ったからー(くやしげ)」つったら「iTunesでもゲットできるようになってるはずよ~」と軽やかに教えてくれた。あれも良い曲やったなあ。Itunesで曲買ったことないからできるかどうかも調べてないんですけども。もう一回買って誰かにプレゼントしたふりして一曲だけせしめようかと画策しているせこいわたし。日本のボートラ曲をちゃんと自分で把握してライヴでやってくれるあたり細やかな心遣いがうれCですねえ(しらんかったくせに)。 先述の通り、蘭子さんもだいぶ日本の雰囲気にも慣れたのか、リラックスした雰囲気でよくしゃべってました。目もよく開いてたし。Preciousやらんとベースに没頭してた姿を思い出すと、大阪と東京で受ける印象は対極のステージやったんかもしれません。あ、そういえばPreciousはLeoさんのピアニカ姿も素敵でした。 あ~、ほんま観られてよかった!幸せ!! ところで東京在住のみなさんはこんな素敵Espe蘭子さんを年内またもや観る機会があるんですYO!わたし観られへんしお知らせすることすら癪なんですけども、11月末~12月あたま、ブルーノート東京に来ちゃいますよー。フィーチャリングEsperanza Spalding、という扱いではありますがこれはこれでおもしろそうな予感。キーッ、悔しい。でもいいの、満喫しました。歴史の一ページを目撃したぐらいの気持ちです。東京行っといてよかった~。ということで行かれる方は是非どんなやったか教えてほしいなー。
by catchafire1980
| 2008-09-24 23:02
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