CATCH A FIRE2012-01-23T20:18:47+09:00catchafire1980好きな音楽についてのほとばしる熱い何か。Excite BlogMary J. Blige "My Life II - The Journey Continues(Act1)"http://catchafire.exblog.jp/15312461/2012-01-23T01:03:00+09:002012-01-23T20:18:47+09:002012-01-22T23:46:52+09:00catchafire1980ALBUMS
(2)Feel Inside featuring Nas
かっこいい!ヒップホップソウル丸出しのこの一曲をここに持ってきたあたりさすがです。思い切ってシングルにせえへんかったあたり腰抜け!と言ってやりたい気分です。
何と言っても出だしが最高。出たがりDiddy氏のいつもならなかなかうざいLet's get itのかけ声もこの際正しいと言える。そこに間髪入れず"Turn the track up a little bit, we need to rock in here"とMary。たたみかけるようにIntroで使われていたコンッ♪ココッ♪からWu-Tang Clan"Triumph"!何回かのスクラッチ音の後にようやくMaryの歌声。
I wanna make you happy.
あなたを幸せにしたい
そしてNas。
I'm not at all happy, or related. This category ain't my favorite.
俺は全然幸せじゃないし感情移入もできないな。得意な分野じゃないんだ
と、昔楽しかった恋人との日々を懐かしんで
今は空っぽの家でジョーダンを脱いでる
とつぶやいてVerse1は終わり。もしかしてお茄子、Kelisとのこと言うてる!?
とうがった見方をしたくなるような内容です(あ、ちなみにNasはナスじゃなくてナズです。
言うことナスです)。やっぱりNasのラップはかっこいい。好き。最近のを聴いてると、もはや
こうやって歌わないMCが稀少に思えてくるなあ。歌ってる人たちも嫌いじゃないけど、
というか好きな人多いんやけど、彼らはトラックに頼りすぎる感じがある。こういう単調な
トラックで聴かせるラップをしてくれるMC求む(全然自ら探そうとしてないけどさ)。
ちなみにMaryとの過去の共演は3rdでのLove Is All We Need、4thのボートラでDMXと
客演したSinerity、そしてNasのStillmaticの初回版にだけ収録されたBraveheart Party
ぐらいやったかな。K-Ciの後に付き合ってたとかいう噂もあるけど否定してますね。
何となく無さそうやと勝手に思っております。
そしてMaryが満を持して歌います。曲の雰囲気としてはやっぱりMethod Manとの
I'll Be There For You/You're All I Needが思い起こされるしその頃の雰囲気が
ものすごくあるのはあるんやけど、何より違うのはMaryの声。あの頃みたいな陰のある、
かすれた、絞り出すような歌い方をするMaryはもういません。このぐいぐい感すごい。
アルバムの冒頭でこれ聴かされたら!大好きな一曲です。
(3)Midnight Drive
Rico Loveプロデュース。クレジットはfeaturing Brook Lynnとなっていますが敢えてスルーしたいと思います!なぜならBrook Lynnとは言わずと知れたMaryさんのアルターエゴ(第二の人格)、悪い言葉も言うしワイルドなラッパーよってな話でして。最初に彼女が登場したのはThe Breakthrough収録のEnough Cryin。あとBusta RhymesのTouch It Remixとかかな。今更突然ラップやって言われても、ライヴではラップのある曲もラッパーを連れて来ることなく勝手に声をかぶせたりしてたしそんなに新鮮な感じはありません。よって何かもはやラップが下手とか上手いとか客観的に判断できません!でもそんな違和感無いからまあまあなんかな。
内容としては、呼ばれたら夜中でも車を飛ばしてあなたのとこ行っちゃうわ、とかいう不埒なものでして、昨今の啓蒙的な、アッコ的な立場としてはいささか歌いづらいものとなっております。そのあたりを今後はBrook Lynnさんになすりつけるつもりの様です。歌う声がいつものMaryより相当低めで、何となく歌い方もねっとり違う感じ。このあたりも新鮮な聞き所となるかもしれません。
曲調はそこまで好きな感じではないけど、意外とふと頭をよぎったり口ずさみたくなるのことが多い曲かもしれません。Gotta get to my baby♪とかね。そこらへんはやっぱりキャッチー命のヒットメイカーの手腕なのかもしれません。
3:50のスキャットはまぎれもなくMy Life1収録Mary Jane(All Night Long)の2:56~のそれですね。初めて聴いた時点でここはピンときた。
はい、今日はここまで。このペースで一体何日かかるんやろ!とは言え、するーっと流れる曲もあるから大丈夫なはず…。]]>Mary J. Blige "My Life II - The Journey Continues(Act1)"http://catchafire.exblog.jp/15061872/2012-01-22T21:49:00+09:002012-01-22T23:00:05+09:002011-12-05T23:22:00+09:00catchafire1980ALBUMS
そのタイトルの通り、1994年11月29日に発売されMaryのキャリア最高傑作とされてきた、そして自身では「あの頃のことは思い出したくない」と言わしめるほどの暗い時代の始まり(My Lifeリリースの翌年Faith Evansがデビュー、自分は捨てられたと絶望、どん底の一途を辿る)にもなったアルバムMy Life。その続編、My Life IIが発売されました!実に17年ぶりの続編です。正直言って、そのアナウンス聴いたときは胸騒ぎしかしませんでした。ちょっとださいこととか見切り発車とかしちゃうのがMaryさんなので。しかし!そこはMaryさんです。セールスこそふるってないようですが、そんなときほどはまってしまうのがこの私です。私が気に入ると流行らないセオリーがMaryでも発揮されて申し訳無いかぎりです。一応まともなことを補足しておくと、Maryは元々「そろそろ初期のWhat's the 411みたいな音にもどりたいわネー」と思っていたらしいのです。それが制作過程でMy Lifeの続編という形になっていった模様。なので実際のコンセプトは1stと2ndをあわせた初期のMaryの続編と考えたらいいのかも。Ne-Yoに「Maryは全ての答えを持っている」と言わせる
までになったMaryさんの通算10枚目のオリジナルアルバム。前作は実を言うと全貌をつかむ前に飽きてしまったのですが(曲単位では良かったんやけどな)、今回は素直に入って来ました。ずっと聴いてます。てなわけで感想!
P: Hey what's up baby girl, how're you doin?
ニガとか言うてたのにベイビーガールて。というかMaryさんにベイビーガールて
M: Good, good. Life is good, I can't complain.
P: So what's up?
M: Well, I mean I'm calling to holla at you about this My life II album... I mean it woud never be complete without you and I just wanna know... you know how you're feeling about me even doing sequel. I mean cuz we did so much together, did the first My Life album and we changed the
lotta lives with the message...Just didn't feel like it would be complete if I left you out.
(うーん、このMy LifeIIのアルバムのことであんたに一声かけようと思ったの。ていうかあんたなしでは完成はありえないし、とにかく知りたいのは…あたしが続編をやろうとしてること自体どう思ってるのかなってこと。だって前のMy Lifeでは何でも一緒にやったし、あのアルバムに込めたメッセージで色んな人たちの人生を変えたわけでしょ。あなたをのけ者にしてこれが完結するとは思えなかったの)
P: Well I appreciate that. I think it's time to be honest. You know, life is... life is a marathon. It has many parts to it but you also know that My Life I is a classic. So if you want to do it, you know you gotta come with it, girl.
(あーそれはありがたいな。そろそろ正直になんなきゃいけないとは思うよ。人生ってマラソンみたいなもんで、色んな局面があるんだよな。それと、My Lifeは名作だからやるなら最高のもんにしなきゃいけないぜ)
M: Well it's not a competitor, it's a sequel, an extension of how far we've come, you know? We're hurt so bad on My Life album, and you told me to speak about the pain. That's what was going on. Not saying the pain doesn't exist no more in our lives but now we understand how to navigate.
(これは競争じゃないの。これは続編で、私たちがあれからどこまで来たかっていう延長線上にあるものなのよ。My Lifeの頃私たちは傷ついていて、あんたはその痛みを伝えろって言ったでしょ。それがあのときのテーマだった。今はもう痛みが無いって言ってるんじゃなくて、どうやってコントロールすればいいのかが分かったのよね)
P: Alright then. So what you waiting for? My life II.
(じゃあそれでいいんじゃないの。じゃあ何躊躇してんだよ?My Life II)
まーとにもかくにもこれ観ておくんなまし。Ndege先生のネットラジオ発のスタジオライヴです。
Meshell Ndegeocello on KCRWはコチラ
<セットリスト>※WATCHで映像、LISTENで音だけ。
(1)Dirty World (2)Crazy and Wild (3)Rapid Fire
~16分あたりでインタヴュー~
(4)Weather (5)Oyster (6)Dead End
~36分あたりでインタヴュー~
(7)Feeling For The Wall
こないだRoxのライヴ行って来ました。この間もいくつかライヴ観てるんですがそれは置いといてー。イギリス出身、ソングライターということでやっぱLaura Izibor、Corinne Rae Baileyあたりを連想するんやけど、ポップさとかサウンドの手触り確かにその流れの中にいるような気はしました(そういえばなんで最近のイギリス人のアーバン系?歌手はみんな鼻にかかってんのやろ?Amy Winehouseが開祖?みんなマネしてるとは思えへんけど)。ときにNorah JonesっぽかったりLaura Iziborっぽかったり。音作り(特にギターやピアノのリフ)はColdplayやKate Bushっぽい感じもあっておもしろかった。っぽい、っぽい言っても決して二番煎じではなく、あくまで良い音楽を自然に、自分の声で歌ってるだけのことやと思います。そういえばI Don't Believeのイントロでもっすご叙情的なオブラディオブラダを歌ってておもしろかったです。"Life Goes On"という一節が妙に感動的で。おなじみのフレーズを歌声だけで感動的なものにするって歌手の力やなーと思いました。SealのCrazyはアルバム内でもカバーしてるんやけど、この人のカバーのピックアップは人生はそれでも続く、みたいなテーマがあんのかな。
あ、あったあった。
Rox "Obladi Oblada - I Don't Believe(Live)"
Rox "Crazy(Live)"
ライヴではアルバムをなぞる感じですごくきれいに歌ってたけど、突然、何で今まで出し惜しみしてたん!というぐらい熱く歌い出す場面とかあって、パフォーマンス面でまだまだ伸びしろがあるなーと思いました。ライヴがつまんなかったという意味ではなくて、まだまだやってくれそう、と。ファルセットの美しさや安定感はすごいもんがあると思った。で、高音とファルセットの差があんまり無いような、美声タイプの普通っぽい歌声やのに不思議ととらえどころのない歌声なんよね。
実は、自分としてはものすごく珍しくアルバムを聴かずしてライヴを観たんですが、アルバム一枚でこんなにも耳に留まる曲がたくさんあるなんてすごい!と驚きながら観てました。ただのさらりとした心地よいアルバムではなく緩急あってライヴ以来ずっと聴いてます。ほんと良い曲が何曲もある!ちなみに好きな曲はHeart Ran Dry、Page Unfolds、Do As I Say、Sad Eyes。しょっぱ~いラインナップになってはいますが、まあ秋の夜長にはぴったりなんちゃうかなと思います。中でもHeart Ran Dryにわたしはたまらんばい!となっております。If I had tried hard enough~のとこが最高。しみじみ良いです。執拗にリピート中。でもシングルでもなければライヴでもセットに入れてもらってないようで残念ながらYoutubeにも映像は無し。曲だけでいいなら聴けますが(コチラ)。なんかいい音楽無いかなーという人に(はあんまりここ読んでない気もするけど)このアルバムMemoirsは自信を持っておすすめしたいなー!もっとCD買えばいいのにね。あ、今ふと思い出したけどコンビニがHMVを買収みたいな(てきとう)ニュースをヘッドラインだけ読んだけど、あれってコンビニでCD買えるようになるってこと?まあわたしが欲しいアルバムが全国津々浦々の店頭に並ぶという夢はコンビニが今の倍以上の敷地にならなかなわんことやと思うからどうでもいいっちゃいいんやけどー。
てなわけでライヴでもやってくれて感動したこの曲をば。
Rox"Page Unfolds(Live)"
んねっ!良くなくなくなくなくなくなくなーい?実は冒頭みたいな演劇がかったファルセット(何ていうたらいいのか?)は好きじゃなくて、地声でばりばり歌うのが好みなんですが、後半どんどんやってくれるのでおーけー。演劇といえば、このRoxちゃん、10歳のときからミュージカルの劇団で活動してたんやって。堂々たるステージでの風格はそういうとこからきてたんかな(あ、ちなみにライヴの感想としてはあまりに中途半端なのでカテゴリーはLIVEに入れんときました)。カバーといえばRoxちゃんの本名がRoxanneと知ってから、いつかPoliceのRoxanneやってくれへんかなーと期待する気持ちが消えません!す、好きすぎる、Police(あ、話それたまままとまらん)!かっこよすぎる、Sting(実はアンディサマーズが好き)!
Sting "Roxanne(Live at LIVE AID)"(ひそかにfeaturing若きブランフォードマルサリス!)
Ebiちゃんと一緒に買った新譜が良いんですが、とにもかくにもここ数日現在この曲にどっぷりです。どんな曲か簡単に言ってしまえば、Key子さん(祝結婚・出産!)で言うところのHeaven Sentです。似てます。あの曲も当時こんだけ好きって言ってるもんね。わたしこういうのが好きみたいです。曲調、リズムもさることながら、リンク先の主旨を抜粋すると「わりとシンプルながらもドラマティックな展開と美しいメロディ!それだけじゃない。何がそんなにわたし好みかというとポイントがもういっこあります。それは…「悲しい曲じゃないのに悲痛な歌」。またこのパターンです。Heaven Sentよりは少し悲しめの設定のようやけど、悲恋ものではないと思います。歌詞を要約すると、「一旦手放したあなただけど、どうか戻って来て。だって愛は一生のうちに一つしか手に入らないもんなのよ。その一つっていうのがあなたなわけー」てなことのよう。テーマ自体もどこかHeaven Sentに似ている・・・。Key子さんの切迫歌唱(?)に対してモニやんは前作に引き続きおかん的力強さ、のっしのっし感を増しつつも、デビュー当時からのはらはら舞うような儚さも失っていません。この曲って歌詞の雰囲気からかまったりした印象があるわりに、テンポがわりと速く言葉も詰め込んであってあれよあれよという間に4分半経ってる(そして延々とリピート)。
気持ちが高まってついつい、次のシングルはこの曲に!と思ったらEverything To Me(こっちもかなり好き。PVはコチラ)につづいて次はHere I Amに決定の模様・・・うん、いいねん、いいんやけどさ。Everything~はわかるとして、Here I Amより絶対こっちじゃない!?しんみり系じゃだめならIf You Were My Manも意外と好きやけど?ミシ蔵どん続きになるから?むー、シングルのこと、おらわかんね。
そうそ、制作陣に関してですが、Carlos McKinney=Los DaMystroって誰・・・と思ったら今や売れっ子のソングライター(wikiによるとJazz Pianistでもあるらしい)で、J.Holiday - Bedで知られる人のようです。確かにベーッ、ベーッ、がワフン、ワフン、になったと考えれば・・・。他にもTrey SongzやThe- Dreamなどなどにたくさん曲を提供している模様。売れてるし一応は知ってるけどスルーにスルーを重ねてきた面子勢揃いでした。ニンニン。
発音発声マニアック部としては、この曲の泣きそうなワフン!ワフン!ラッ♪ワニナライターイ♪の泣きそうなワフン(できれば小さいフにしたい。息やから)もその後すぐに来る短いラッ♪も非常に良いです。その後の
and i cant believe that i almost missed the signs
right in front of my eyes
and now i know the love is real its hard to say why
(サインを見逃すところだったなんて信じられない 自分の目の前にあったのに今やっとこの愛が本物だってわかった、理由を言うのは難しいけど)
の太字部分、韻を踏んでる部分のせつな成分たっぷりの声色もとってもいいです!波瀾万丈なモニやんの半生を勝手に想うと、If you love somebody gotta let em know / Tomorrow's never promised you gotta let it show (愛する人がいるなら知らせなきゃ/約束された明日なんて無いんだから、ちゃんと伝えなきゃだめなのよ)というフレーズも何だかちょっと重いです。でも重くなりすぎへんところがいいです(めんどくさいぐらい重いMaryが好きなわたしですけども)。ちゃんとブリッジもあるし、それ越えた後もじわじわとアドリブを重ねてくるのが良いです。どうもぱっとしてなさそうやけどこの曲以外にも良いのあるし、アルバムごと売れてほしいなあ。BETのリアリティショウ(Betどっと混むから観られます。わたしは一応観ましたが各エピソードの後に挿入されてるライヴ映像が気になってます。あれまとめて観たいけどYoutubeにも無い)がなかなかの視聴率やったらしいけどそれでアルバム売れへんかったら悲しすぎる!けっぱれモニやん!]]>桜の咲いているうちにhttp://catchafire.exblog.jp/10943859/2010-04-08T14:59:00+09:002010-04-08T15:42:46+09:002010-04-08T00:12:50+09:00catchafire1980ALBUMS
"New Amerykah Part Two Return Of The Ankh"
先日これとRaheem、Monicaの新譜をまとめて買ってきまして、どれも良かったのでうきうきしています。三者のうち、一番意外やったのが今作。アルバムを追うごとに小難しさが増していくようやったえびちゃん、今回はその逆に振ってきました。デビュー当時から(物理的に)頭でっかちな姿勢を誇示してきたErykah Baduから、まさかの春アルバムが到着なのです。去年末からiPodとiTunesと同期できてへんかったんですがこれを機に一気にインポートしてiPodにぶっこみ桜並木を歩きながら聴いたんやけど、それが合うことよ!春風にぴったり。軽やかで開放的で和やかでいい匂いのしそうな曲たち。何の前情報も入れずに聴いたのもあってか、初めて聴いた時は「・・・大丈夫?もはやアホの子みたいなじゃない?お花畑っていうか・・・頭パッカーやんか」と途中からえびちゃんの身が心配になったほどです。
冒頭突然「わたし身長6mやから」の(1)20 Feet Tallやからね。松本人志ビジュアルバム収録「巨人殺人("バンドウ、丸見え"ってやつ。好きやったな)」を思い出しました。最初のフニフニーって音は前二作を思わせるな、と一瞬身構えてしまいましたが始まってしまうと、あとは優しくてめっちゃ気持ちの良いトラックにようわからん歌詞(深読みする気にならへん)が乗っていて最後には子供達の「いっえーい!」が挿入されています。あれ、今回のえびちゃんはなんだかフレンドリー。間髪あけずに現在話題沸騰中の1stシングル(2)Window Seat。前作のリードシングルHoneyに比べると弱いんちゃうの?と思ったけど心地よくてずっと聴いてたくなるような曲(ところで歌詞カード、ConcentratingがConentratingて誤植発見)。窓側の席がいいけど隣には誰も座ってくれるなよ、となかなかの女王様っぷりをさりげなくしらしめてるのか、と思いきやI just want a chance to fly / A chance to cryとは乙女っぷりも表現。ドラムの心地よさがすごいなあと思ったらやっぱり?♥さん。ところでさ、わたしだって隣に誰も座らへんてわかってたら窓側の席がいいよ。でもでっかい人に通路側で寝られた日には、上からこっそりまたいでトイレ行く作戦も封じられるわけですからね。Ticket outta town(この町から出てく)ってコンセプトってえびちゃんは好きみたいで2ndのMy Lifeでも"Trying to figure out a way up out of this town"(この町から出てく方法を探そうとしてる)って言ってるよね。2ndではバスを想起させるような表現があるけど今や飛行機?というかタイムマシンかもしれません(もうタイムトラベルはしたくないとかいってるからね!頭パッカー!)。(4)Turn Me Away(Get MuNNY)はタイトル通り、Roy Ayers印、Sylvia Striplinて人のカバー(でいいよね?)。Junior MafiaのGet Moneyで知って聴いたことがあったけど、改めて原曲を聴くとほとんど完コピーというかSylvia Striplinの声色まで真似してる!いつもと歌い方が違う、と思ったら物まねシリーズやからです。えびちゃんてこういう小鳥ちゃん系の物まね(Minnie Ripperton、Diana Ross etc.)は普段から相当してると読んでおります!ほんとまんまやねんけどアルバムにもよくなじんでいて心がうきうき(死語?)してくる曲になっていまーす。げっまーに。
そうそ、今回、頭パッカーなんかと思った決定打が次の(9)Fall In Love(Your Funeral)。Intimate Friendsをこんなにこのままサンプリングして楽しげに歌うなんて!前二作がなんちゅうとこからのどんなトラック選びよ?って印象やったので、個人的にこの振れ幅はすごいなあと思ったのでした。Eddie KendricksのIntimate Friendsは213(こわいおじさん三人組)のAnother SummerやAlicia KeysのUnbreakableでおなじみの曲やけど、誰が使っても(こわい三人組ですら)キャッチーでキュートになっちゃうわけやんか。しかもこんなメジャーな人たちが使って知られてるわけやんか。タイトルに(your funeral)ってつけてるのも照れ隠しにみえてきちゃいます。「恋に落ちる(あんたの葬式)てどんなタイトル(歌詞では"あたいに恋しちゃだめよ"、やねんけどさ)。今さらそのタイトル!と思ったのが(10)Incense(お香)。お香つったら初期のえびちゃんのイメージそのもの。頭に布巻いてAnkh(・・・は!アルバムタイトルAnkhに戻る、やった!)のアクセサリー身につけてお香炊きながら占星術やらアフリカ回帰やらを語り出す・・・というスタイルをえびちゃんがババーンと打ち出したことにより、Neo Soulってなんだかうさんくさい・・・というイメージの看板娘に勝手になっちゃった節もあります。2nd出た頃の来日公演の光景は今でも忘れられません。大阪にもこんなに頭長族がいたのか!と。そして頭長族の彼氏はもれなくラスタファリアン風なのかと。実際そのライヴでもお香炊いてそのお香を振り回しながらうたってたからなあ。良い香りのライヴであったことは間違いありませんが。あ、横道にそれすぎた。で最後のOut My Mind, Just In Timeは二部構成。Out My MindがMovementⅠでJust In TimeがMovementⅡてことなんかしら。ⅠはJames Poyserのグランドピアノが美しい!2ndのOrange Moonの続編みたいな感じもします。良いよー。ⅡはGeorgia Anne Muldrow(新作Kings Balladも良かった!ああこれももっと聴きこみたいわーいんぽーといんぽーと・・・)!
・・・そんなこと言うてる曲のビデオがそうなるんかい!だから・・・∞ループ。嫌いじゃない、嫌いないけど・・・。]]>今日の一曲(25)http://catchafire.exblog.jp/10936825/2010-04-06T01:16:00+09:002010-04-06T01:48:43+09:002010-04-05T23:21:07+09:00catchafire1980今日の一曲
Hard Times Come Again No More
さて!この映像はハイチ地震を受けて1月23日に世界同時放映(日本ではMTVJapanやっけ?)されたチャリティ番組でのもの。この後のチリ地震然り、復興にはまだまだほど遠い状況のようです。募金その他も受付中。えーと、中途半端なことこんなとこで言いたくないので音楽だけに特化しますと・・・放映当時一通り観たけど、ひいき目なしで今回はMaryさん。個人的には久々にMadonnaアニキのLike A Prayer観てほーっとなったり、Jハドちゃんのれりびーに、ハドちゃん歌えるなーと忘れてたこと思い出してみたりと見所はあったにはあったのですが、今でも聴きたくなるのはMaryのこのパフォーマンスでした。フォーマルな場面ではOneを歌うことが多かったのでこの選曲は意外中の意外。インタヴューによると(たぶん番組の)スタッフに提案されて、即決したそう。オバマ大統領就任前日のセレモニーで歌ったLean On Me以来のすばらしいライヴパフォーマンス。
この曲はLean On Meどころじゃないクラシックというかふるーい曲。代表作My Old Kentucky HomeがKFCのCMソングになってたことでもおなじみの大作曲家Stephen Foster(学校ではフォスターって習うよね?)が南北戦争の始まる少し前(1854年とされてる)に書いて、戦争時代にはどちらの側からも愛された曲と言われているらしい。FosterはMinstrel Showに曲をつける仕事もしていたらしいんけど、まるっきり黒人を蔑視する多くのそれとは一線を画した、黒人に対してシンパシーを感じられるストーリーを作ることに心血を注いでいた人としても知られているんやって。
今回そんなことを知ってか知らずか、この曲を歌うことに決めたMaryさん。わたしとしては、なんだかMaryがこの時代のArethaなんて言われてるのが段々真実味を帯びてきたなあと意識の遠くの方で思った次第です。存在、歌唱含めて。あ、ファッソンに関してはミリバニリ風肩パッドもさることながら、最近ニーハイブーツだけじゃなくてパンプス、ヒールも履くんですよっていうところにも注目です。いやーとにかく良いよね。こののっしのっし感。一曲に込める気迫、集中力。ぎゃーぎゃーいってる感じがせえへんのに胸に迫る、ここ最近のMaryの喉の状態を最大限に活かしたすんばらCパフォーマンスやと思います!泣ける。
Let us pause in life's pleasures and count its many tears,
While we all sup sorrow with the poor;
There's a song that will linger forever in our ears
Oh Hard times come again no more//
Tis the song,the sigh of the weary,
Hard Times,hard times,come again no more
人生の喜びの中で一旦立ち止まり、涙の数を数えよう
苦しむ人たちと悲しみを分かち合いながら
私たちの耳に永遠に残っていく歌がある
つらいときよ、もう来ないで//
これがその歌、疲れきったため息の
つらいとき、つらいときよ、もう来ないで]]>賀正http://catchafire.exblog.jp/10621436/2010-01-02T02:14:00+09:002010-01-12T00:53:24+09:002010-01-02T02:14:47+09:00catchafire1980雑記
バンドが定位置についた後、ステージパパの父ちゃんがマイクを握って「グラミーノミニービルボードで一位をとった彼女が大阪にやって来たぞ!今日は1stと2nd両方のアルバムから色んな曲をやるからね、さーChrisette Michele登場!拍手!」とうれしげに紹介。一曲目は2ndのタイトル曲Epiphany(I'm Leaving)。PVやらプロモ写真とかでも見かけてたけど間近で見ると無性にかわいいキューピーヘア。ある意味かなりとんがってるというか奇抜いはずやのに全体のフォルムのおかげ(?)で何らかのマスコットにしか見えません。かわいい!個人的には1stの頃のロングより好きです。相変わらず丸い。どんぐりせっとみしぇる、と相変わらずのセンス無いだじゃれを口の中でもごもご言いたくなるぐらい丸い。で次がたぶんWhat You Do(これはライヴ聴いてもやっぱりピンとこず)。でAll I Ever Think About!これ聴いて、ああ今回は大丈夫や、これなのよー日本の皆さん、前のことは忘れてね!と声を大にして言いたかったぐらいです(完全に余計なことですが)。ライヴで聴くと一層いも~しょなるでおいしゅうございました。たぶんこのあたりでLike A DreamとかI'm OKとかやってたと思います。Like A Dreamは元々この曲がもってるジャズのテイストをふくらませるようなアレンジが後半に少しあって、楽しげにアドリブをはさんでました。もっと聴きたい、もっともっとーと思ってたけどそこはわりとあっさり。そんでLet's Rock。わたし自己紹介ソングって好きな曲が多いんやけど、My name Chrisette Michele, Get To know me well Playin Our Songではじまるこれももちろん好き!れつらぁあ~♪って、そんな柔らかいRockの発音聴いたことありません。なんだかんだで観るの三回目なもんやからJust rock, rock with me, rock rock♪で拳が自然にあがる自分が気持ち悪かった…どこの熱狂的ファンや!もちろん好きやけども振り付け覚えてるって・・・。 1stの曲が続いてBe OK。ここらへん観ててこの二年間でずいぶんパフォーマンスに磨きがかかってんなーと思った(偉そう)。この夏ずっとMaxwellのオープニングアクトとして全米まわってた経験はそら無関係じゃないよね!観客への訴えかけ方とか曲の解釈、目の配り方から手の使い方、そして何より自分の声のみせ方。もう当たり前に歌うまいんやけど、それ以上のものがこのどんぐり野郎にはあるなと。もうなんか堂々たるもんやったよ。あ、そうそう、ライヴ観ながら思ってたこと今思い出しました。栗美ちゃんて丸い見かけとはうらはら(?)に態度が少しツンとしていて自信に充ち満ちてる感じがあるのよね。そこがわたしには魅力なわけです。歌手たるものどうよ!ってぐらいでいいと思うのよねー。NYでもファンに「グラサンとってー」と言われたらさっと取ってこれでもかっていうほどポージングしてたし。何か気持ちいいの、あの自信たっぷりな様子が。スター気質っていうとちょっと言い過ぎなんやけどさ。
Best Of MeはCDで聴いてるとちょっとくすぐったくなるぐらいふわふわした曲でそこまで好きじゃないんやけど、ライヴで聴くと耳からじわじわ全身にあったかいものが広がってくような気分。Love Is Youもしかり。そういえばLove Is Youは弾き語りするかなーと思ってたら1stではやってませんでした。2ndではやったとか。ここらへんから順番に全く自信がありませんが、アコースティックギター一本で歌ったPlayin Our Song!これ良かった!2ndの中でも全くノーマークやってんけど。というかこれもまたさわやかすぎてむしろ避けて通ってた。でもライヴでは非常に心地良い!べべ べべ べべ べべ べぃべっ♪の発音がもっすごかわいい。このあたりで「この曲はそこに捧げる父と母に捧げるわ」と指をさして朗々とGolden。歌い上げ方がぎゅいーん!と一気でいやがおうにも盛り上がります!(たぶん)続けてBlame It On Me。これはちゃんと認識できてたしええ曲や!と思ってたので聴けてうれしかったな。ちなみに私的聴きどころはChorusじゃなくその直前のYou can say whatever you like / As long as we just say goodbyeのうねる旋律。特に各フレーズの尻尾ね!ゆらぁあああい♪ぐばぁああい♪って素敵すぎる。あとPorcelain DollとFragileをやってたかな。「わたしは立派な大人の女であんたに都合の良いマネキンじゃないのよ」とか言ってるんですが、一瞬人形の形態模写みたいのをしたどんぐりせっとみしぇるさんが、わたしには本物の操り人形もしくはいっこく堂さんの相方さんに見えた!てことで本編終了。
アンコールはIf I Had My Way。そういえばまだやってへんかったな!とイントロ聴きながら2枚しかアルバム無いわりに引き出し多いなーと感心。しかしあのヴォーカルコントロールは何なんやろう。しゃがれてるようなまとまりにくそうな声質やのに完璧やー。低音も押しがあって良いし。途中スキャットしながら色んな声色出して遊ぶ場面があったんやけど、EllaみたいやったりSarahみたいやったり自由自在。すごい!NYではErykah Baduの声まねしてたしほんま歌好きなんやなー+器用やなあと。 そういえばやっぱMr. Radioはやらへかった。あれ好きやのにな。あと欲を言えばジャズスタンダードとかカバー曲とかもっと聴いてみたいなあ。決してダメだしやなくて、ずっとこの声聴いてたいなーと思った。眼福ならぬ耳福でした。
一回でいいかなあと思ってたけどライヴ数日前から、あれ?でもFaithやんな。初来日。あの、Faithやんな?とことの重大さに気づきはじめて一日目の1stと二日目の2nd2公演を選びました。
というのも東京の時点でI Love Youをやったりやらんかったり(むしろなくなってく方向)ってことを知ったのです。楽しみ半減やからあんまり感想とか見んようにしてたけど、I Love Youの件だけは心の準備+対策を練っておきたいと思って!なくなってく方向やとしてもやることがあるとすればやっぱ最後やろうと予想。お客さんの入りが悪くて落ち着いて観られそうな一日目1stだけにしとこかなと思ってたけどあわてて2日目2ndも追加。結果…勝った!ぼく勝ったよ!!セットは一曲をのぞいて両日一緒。一日目はステージ向かって右の最前列、二日目は向かって左後ろのソファ席(最近ここ気に入ってる)。
(たぶん)FaithfullyのIntroで登場。出たー!太い太いと聞いてたけどわたしの中のイメージからはそないにかけ離れてませんでした。もちろん安定感のあるお姿でしたがもっと太ってたときあったよねえ。とか思ってるうちに早速You Gets No Love。アップ系部門では無性に好きやから実質の一曲目にもってこられて早くもやられました。"You better check yourself, respect yourself~"めちゃかっこいい! 次がLove Like This。こんなとこで(しかもYou Gets~の次に)やっちゃうの!?と驚いた。出し惜しみせえへんのはかっこいいけど後半でやった方がありがたみあった気もしました。自分が圧倒されてたこともあってなんだかわけわからんうちに終わっちゃったから。 でもこのイントロを聴くと、この時代を代表する、泣く黙る一曲やなーと思わせられました。今回気づいたのは現時点での最新アルバムFirst Ladyを全くちゃんと聴いてへんかったこと。ライヴ観ながらタイトル出てけえへんかったのは全部このアルバム収録のものでした。この感じは絶対にファレルがらみの最近の曲やろなーと思いながら聴いてたのはGoin Outという曲でした。ライヴでやったってことはこの曲流行ったんかな? そして「95年に戻るでー」とYou Used To Love Me!かっこいー!!リアルタイムではなかったけどやっぱ長いこと聴いてきた曲ほどライヴで聴いたときに興奮しちゃいます。バッキングヴォーカルおらん編成やのになぜ敢えてCome Over!?とは思ったけどほんまに歌うまい。オケ聴いてる暇あったらもっともっと生の声を聴きたい!とは思ったけど。マイクスタンドの前で一呼吸置いてSoon As I Get Home。イントロの歌い出しそのまま!鼻血出るかと思った!後半歌がどんどん熱を帯びて(終始熱く歌ってたけどそれよりも更に!)、もう最高やー!と思ったらちゃんとCDでいうところの3:28~の「すぅうん ざぁあ あぁあ げぇえっほ~♪」の大好きな歌い回しをそのままやってくれて乙女感激!一フレーズ一フレーズほんと丁寧に、心から歌っている真摯な姿にFaith Evansが今もなお根強い支持を得てる理由が分かった気がします。一日目はこの曲が聴けて一番うれしかった。胸にせまるパフォーマンスでした。 そんでTru Love。一日目は特に、Soon As~の余韻に浸りすぎてついてけへん感があったけど、ライヴ思い返しながら、家帰ったらちゃんと聴き直そうーと思わされた曲。ライヴで聴いたらめちゃよかった。
Faith一旦はけてDJ Hurricaneさんタイム。
何事も無かったように(お召し替えがあるわけでもなく)再登場。全く覚えてへんかったけど他人さまのレポートによるとI Don't Need Itっていうこれまた4thの曲をやっていたらしい。それからBurnin Up!・・・と思っていたらJust BurninというJust Blazeプロデュースのリミックスやってんて!あんまり意識して聴いてへんかったけど、Faithがえらい楽しそうに踊りながら歌ってたからおもしろかった。 All Night Long!やっぱ1stと2ndのバッドボーイ臭っていったらいいのか、この感じってプライスレスですねっ。独特のバブリーな感じとクールさが現在のFaith母さんの包容力とあいまってもっすご安心して聴けた。かっこいいトラックに歌えるヴォーカルなんやから無敵やわ(・・・ここらへんで今のR&Bの文句言い出したらおばちゃんへの確実なステップアップな気がするのでぐっとこらえる!)!・・・と盛り上がってたところ!!!!二日目の2nd。I Love Youきました!このときばかりはイントロ聴いた瞬間ドキーン!となって大変でした。ちょっとあきらめかけてたのに。You Used To Love Meに続いて「この曲も自分にとって特別な曲なの」だか言うてた。ほんと感動したわー。一字一句覚えてるぐらい大好きやねんもん。さいっこうによかったです。非の打ち所がない名曲。ブリッジ?のYou're the only one for me/And I know it's meant to be~♪んとこがカットされてたのはめちゃ残念やったけど、最後のYou're the one for me / It was meant to beというのが聴けたときには涙出そうになりました。 間髪あけずにNever Gonna Let You Go!I Love Youが前にあったことを抜きにしても1日目よりもずっと良かったように思う。言葉見つからんぐらいよかったです。2日目はSoon As~よりこっちの方がぐっときた。I Love Youと同じぐらいすごかった。Faithのヴォーカル評って必ず「憂いのある」という形容詞がついてくるけど、ライヴ観たら青筋立てて汗だくで歌ってんのね。憂いなんてぶっとばしそうなぶっといヴォーカル。これにはほんまにびっくりしました。喉すごいよね。芯があって強い声やけど歌い回しに憂いがあるということなのね。納得。Never Gonna~聴いてるときに思ったのはFaithの歌の特徴って各フレーズのしっぽんとこやな。ふわっとあがったりさがったり、そこが憂愁のヴォーカルとされる所以の一端かも。ライヴを観ることで高音のふるえるような声とか、思ったよりもきれいにでる低音とか、色んな魅力をみることができました。Mesmerisedはあんまり聴いてないアルバムのわりには好きな方やってんけど、1日目は前の曲でがつんときすぎてちょっとノリきれへんかった。2日目はがつんが2曲続いたこともあって一応気を取り直して楽しめました。ファンキーでかっこよかった。 Faithの音楽にのせて揺れる姿がまたかっこいいのねー。
アンコールはAgain。これもわりと好きやけどあんだけ盛り上がったライヴのアンコールで、一曲だけなんやったら別の曲でもよかったかも?こうしてみると良い曲やのにやってないのが結構あって、まだまだ聴いてたいなーと思ってるうちに終わっちゃったな。逆に別にそれやらんでも!?ていうのもあってんけど。
んもーーほんまに行ってよかった。二回観てよかった。全部観てもよかったなーってぐらいすばらしかったです。Musiqで若干盛り下がり傷ついた我がハートもかなり回復したかも(それやのにライヴ終わった後なぜかMusiq流れてた!始まる前はCommonやった。それもなぜやろ。来るんかね)。 Faithはライヴ中、今回の初来日について「日本にこんなに自分のことを待っててくれるファンが実際にいるなんて知らなかった。圧倒されてる」ってことを何度も何度も言うていて、一日目の1stは最前列で観たときには、ライヴの冒頭そう言った後起こった拍手に涙をぬぐう姿まで。Oh man...と言ったはりました。しっかしあんなにも歌えるのにFaithは一体何やってたんでしょうか?こっちが逆に詰問したい気分です。アワードもののパフォーマンスで懐メロ歌ってる姿とか誰かのアルバムに客演したりもっともっとあってもよさそうなもんやのに誰もオファーせえへんのか?それとも断ってるのか。無理に活動を制限してるとしか思えません。だってあんなに歌えるのに(しつこい)!はりのある高音なんてChaka?って勢いやってんからー。ああびっくりした。この埋もれぶりは七不思議の一つに認定したいぐらいです。
I'm coming back, I promiseって言ってたんを信じたいと思います!アルバムも出るらしい。
]]>Res 【riːs】http://catchafire.exblog.jp/10431584/2009-11-08T14:18:00+09:002009-11-08T22:44:03+09:002009-11-08T14:18:49+09:00catchafire1980音楽
二つ前のIdle WarshipのMixtapeの記事の最後にResのこと書いたんやけど、やはり!でかい抜け落ちがありました。だらだら書いているので要約すると「2ndアルバムBlack.Girls.Rock!(エクスクラメーションマークつくってしらんかった)はまさかのお蔵入り。新譜リリースの予定があるがタイトルが同じくB.G.R!ということは昔作ったやつを今更発売??どういうことー?」と不思議がってたんです。でも今から一ヶ月ぐらい前にすでに自分のオフィシャルサイトでフリーDLが開始されていました。Res”Black. Girls. Rock!"フリーダウンロードはオフィシャルサイト(コチラ)から!デジタルブックレットまでDLできます。写真きれい!好きな感じ!これがタダってなんか逆に悲しいんですけど…。何年か越しにクレジットまで分かって感激。そればかりか、一曲ずつResの(らしき)一言コメントが添えられている!うれしいわーこういうの。
気になる内容ですが、全11曲。タイトル通り、全体的にストレートなアコースティックフォークロック調(?ジャンルで説明するのが一番分かりやすいんやろうけど下手や・・・)。初期のシェリルクロウやアラニスモリセットみたいな感じの楽器の鳴り方にResの特徴あるヴォーカルが乗っかる気持ち良さ満載です。クールな歌声やけど節々にソウルを感じるところが好き。ライヴ観てもそうやけどResて熱いのか涼しげなのかわからん人です。クセあるのに素直に歌ってるのが聴いてて爽快。ご本人曰く好きな曲はSun Nite Res, For Who You Are, There's No Way, Not A Pretenderとのことです。ちなみにわたしが好きな曲はー、って書き出したらほとんど全曲やったんで割愛。でもResは挙げてないけど冒頭の2、3曲(On My Way、Leave Here Tomorrow、Bittersweetあたり)なんてほんと大好きで一気に引き込まれます。毎回。こんな聴きやすくてかっこいいアルバムがお蔵入りしてたってほんま信じられへんわー。一回聴き始めたら最初から最後まで一気に聴ける傑作!1stアルバムHow I Doもかっこよかったしずいぶん聴いたけど曲単位で粒ぞろいなのはこっちかも。褒めすぎかしら。
「Lee Daniels(監督)に映画の曲を作らないかって誘われて映画を観たんだけど、『この映画に関わりたくないわけないじゃない、曲作りたくないわけないじゃない』って思ったわ。すごくパワフルで多くの人に衝撃を与えるような映画だっていうのが第一印象。真実がすごくショッキングで、人を救う映画になると思う・・・もしくは過去に引き戻してしまうかもしれない。でもこのぐらいショッキングな映画じゃないと多くの人を救うことはできないのよ。ストーリーに沿った歌詞を用意してたわけじゃないけど、映画を観た瞬間共感できた。あの女の子(主役Preciousちゃん)の人生の一端を自分も経験したし、ほとんどあの通りの人生を送っている人たちも知ってるからね。My Lifeで自分の人生を語って以来ずっとそのスタンスでやってきて、(ファンと)共感しあってきたけど、なぜ?ってとこに立ち戻ることがなかったの。Preciousはその『なぜ?』についての映画。曲を作るにあたって、そこに戻って掘り下げなきゃいけなかった。なぜなの?っていう原因を考えるのが一番つらいことのなのよね。なぜ彼女はあんなことをしたの?母親は??父親は?なぜ?なぜ?ってね。虐待がなぜ起こるのか、と掘り下げていったのよ。映画を観た人たちが救われて、自分は一人じゃないって気づいてくれるといいなと思う。自分のせいでもないことをこの先の人生もずっと引きずって、罪悪感を感じたり自分を恥じたりすることなんかないんだってことを。解放することなのよ・・・起こったことをというよりも、人を許すことができたとき、自分自身が自由になれるってことなの。言うのは簡単だけど、映画でPreciousがしたみたいに(中略←だっていきなり『映画の最後で~』とかるくネタバレ!)自分を解放するということ。わたしの全アルバム・全曲は自分が強くなっていくことを表現してきた。Mary J. Blige=Strongってね。いろいろ学んで分かったことは、何かを解き放つことこそ力なんだってこと。アルバム(新譜のことやろな)にOverって曲があるんだけど、これは『あんたのせいにする気はないけど、でももう終わりよ』って曲。Wait Until Tonightは『言い争いなんかしたくない、楽しもうよ。お互いを気遣って、愛し合って、ロマンティックにね。今夜を楽しみにがんばりましょ』って曲。」
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てなことを話している模様です!後半いきなり自分の新譜プロモをぶっこんできましたが気にしない気にしない・・・。さて、予告編でもこのインタヴュー内でもしつこく流れている曲ですが、この曲がすっと出てきたあなたはMary検定2級(何級中の何級かしりませんが)!わたしはこの予告編が出始めたときにびつくりしましたよ。だってこの曲、アルバムNo More Dramaのしかも(たぶん)初版にのみ収録されているDestinyという曲なんでげす。わたしこの曲がリリース当時から大大大大好きで、Mary裏ベストを作るなら真っ先に入れたい一曲。出直し盤から削除されてるのに気づいたときにはほんとびっくりしました。ロウキーで怪しげで重く切なく歌い上げるこの感じ!Maryの魅力がめっちゃつまった一曲やと思いませんか!そやから今回この曲がこんな取り上げられ方して嬉しいやら謎やら気になってはいたんです。ちなみに初版、というのはこんなジャケットのバージョンであります。地味に再掲です。どーん。
歌いなおしとかあんのかなあとかひそかに期待していたけどそれはやはり無く。じゃあサントラ?と思ったらなんとまさかのサントラ未収録!こんなことしても売ってない(たまに見かけるけど)ものが売れるわけもなく、何の出し惜しみなのかまったく意味がわかりません。※昨日久々に↑のアルバムのクレジット確認してみたら「Don't Let Me Be Misunderstood performed by Nina Simoneをサンプリングしてます」との記述が!しらんかったしらんかったー。
今Youtubeで調べたら二つほどあがってましたが一つは音が大きすぎるし(念のためコチラ)、もう一つは音が汚すぎる(いやがらせのようにコチラ)。てんでダメ!聴きたい方はこっそりリクエストください。
さて、ほな上のインタヴューでも鼻息荒く快諾している映画のための曲とは?なんですが、ちゃんとオリジナル曲提供してます。
タイトルはI Can See In Colors。かなり良さそうですがこれもまだYoutubeには出回っておりません!あしからず。ただMaryさんがTwitter経由TwitVidにて自ら御紹介されているファン垂涎の映像がありましたのでどぞー(コチラ)!これオススメ!!!めっちゃ良いーーーー。まずこんな編成で歌ってるMaryさん珍しい!!!!それだけで興奮しちゃうけど、映画のプレミア後のアフターパーリーで歌っている模様らしく、のっけからもっすごえもーしょなるです。いきなり感極まってます。ジャズィ~どころか演歌やね。一瞬でこんだけテンションあげちゃうところがさすが。あったまってへんとか関係あれへんねんな。しかしこないだの出演映画I Can Do All Bad Myself(コチラ)もそうやけど、サントラでは流行りと関係無くソウルフル系が多い。そういう感じでアルバム作ってくれてもあたいかまへんねんけどなーというかそれ熱望。
上のライヴバージョンとはスタジオバージョンは少し雰囲気が違う気がするけど、なかなか良い曲に仕上がっております。サントラ楽しみ。
「この映画を観て頭に浮かんだのは自分の生まれ育った環境、主人公の女の子を知っているような気持ちになったの。Preciousみたいな人生を送っているのは男の子である場合もあったし、自分自身も同じような状況に置かれることもあった。わたしの人生の・・・たぶん5歳から20代後半ぐらいまでっていうのは自分にとって全てモノクロの世界なの。自分に起こった問題に向き合おうとしなかったから。子供時代に性的虐待を受けたのに、それに向き合おうとしなかった。家族の中にいた若い男の子がPreciousと全く同じような状況に苦しみ、それに耐えられずに死んでいくのを目にしたことにも向き合わなかった。だからわたしには全てがモノクロの映像としてしか残ってないの。この曲のタイトルをI Can See In Colorsにしたのは、わたしがあるとき目覚めて『こんな風に生きていくのはもうやめよう』と思った瞬間、全てのものが色づいていくようだった。人生の半分をモノクロで空虚な世界で過ごしてきたからこそ、みんなに分かってほしいと思うの。自由になるには、まず自分が自由になりたいと望まなければならない。自分の経験から歌詞を書いたけど、それがこの映画がどんな映画なのかもうまく説明できていると思う」
Hood Love - Mary J. Blige featuring Trey Songz
と、トレイ・ソングズー!じょ、じょん太(正しくはジョンティて感じみたい)!イントロの"Ohh Baby"みたいなやりとりが増えてるのと、MaryさんのパートはJohntaさんの方に収録される予定やったリーク音源とほぼ一緒っぽいけど自分がメインになったことで今回はサビパートも歌ってる模様。Johntaバージョンに慣れ親しんでるせいもあってかTrey氏のヴォーカルが浮いて聞こえるんやけど、一番残念なのがブリッジパートの音程を変えちゃってることです。じょん太さんだってそんなに優秀でもなさそうな声を振り絞って苦しげに歌うとこが良かったのにー。You are someone I depend on~とかさ。Trey氏まともに聴いたことないんやけど、これ聴くかぎりそこまで(じょん太さんとの切ってまで)とりたてて歌が良いってこともなさそやなあ(ぶん殴られそうなこと書いてる)。前回のニカウといい、やはり旬かどうかの問題?
Hood Love - Johnta Austin featuring Mary J. Blige
・・・になるはずやった。つくづく不憫なじょん太さん。
上の記事でも書いてますが、Talibさんて1stではWhere Do We Go、2ndではWe Got The Beat、3rdではEverything Man、MadlibとのLiberationでもSoul Musicで、あと何かのミックステープでも7:30という曲で、とResをレギュラー起用!ものすごいご執心ぶりを見せてきました。ライヴでも、Resおらんでも必ずと言っていいほどやるWe Got The Beatを聴くと、Idle Warshipはこの曲の延長線上みたいな音楽をやりたくて結成されたグループなんちゃうかなあと思います(後述のライヴでも全く同じこと言うてる!)。教えてもらって読んだ最新インタヴュー(ソースはコチラ←Okayplayerです)でも「俺がやりたいと思う音楽がこれまで自分が築き上げてきたTalib Kweliブランドには合わないことがある。でもやりたいことができないってことはどのアーティストにとっても死を意味するのさ。そういう音楽をやる場所がIdle Warship」というような発言をしていました。
Black Snake Moan - Idle Warship
曲もPVもめっちゃかっこいい!!Res!奇抜系でもオシャレでもいいけど歌えなきゃやだ!ヤダナノヨ!
奥Talib、手前Graph Nobel
Talib、Graph Nobelが次々現れて最後にResが。キャーッ、生きてる!ゆるい波に押されて気づいたら(オネエと)最前列に。近すぎて逆に見えづら。フルバンドでハードロックみたいな音でTalibがたたみかけると、そこにGraph Nobelちゃんがかわいい顔してかわいい声で歌やらラップやら自由。
ついでに大好きなRes(りーす)さんについて少しふれておくと、フィラデルフィア出身で本名Shareese Renée Ballard。シャリースからリースなわけですがReeseにするとチョコレートと間違えられるから?検索しづらいResに落ち着いたんでしょうか。2001年に出た1stアルバムHow I Doは今をときめくSantogold(Santi White名義)を中心に作られて、当時では珍しかった(と思う)ロックに傾倒したR&Bってことでよく「クロスオーヴァー」という言葉と共に取り上げられていたと記憶しています。ジャンルがどうとか気にならん人なら是非聴いて、とオススメしたい良いアルバムやと思う!リリース当時ほんと良く聴いたし今聴いても古さが全く感じられないところがすごい。They Say VisionとかGolden BoysなどMTV好みなシングルやIce King Featuring NasなんてRemixも出て、このまま波に乗るもんばかりやと思ってました(wikiによるとほかのシングルはたいして売れず、They Say Visionが一番のヒットらしい)。
Halfcrazy、Ifuleave、Teachmeがメドレー風?メドレーというほどは短くなかったかもやけど、とにかく余韻が無い。MaryがいないIfuleaveはともかくTeachmeも短い。実際は短くないのかもしれんけどわたしの聴きたいフレーズが出てけえへんままてけとーに終わっていく印象。以降もフルでやらんとブリッジパートがカットとか。あとMusiqのマイクの音量が小さすぎると思った。ドラムとかBacking Vocalの音に負けて、特に後半アップっぽくアレンジされてくあたりとかがMusiqの声が聞こえん!て瞬間が。冒頭に書いたとおりMusiqの歌を聴きにいってるとこが大きいからこれは痛いです。ついでに言うとギャルバン、ちょっとぐだぐだ。Musiqの曲て難しいのかもしれません。あとこれは好みやけどベースがもっと後ノリであってほしい。Teachmeとか特にンー!となった。せっかく女子ヴォーカルいてIfuleaveやるんやったらがっつりからんで歌えばいいのになーとも思った(というかこのアルバムツアーで招集されてるんやろうからこれ一緒に歌える人選んでもいいのにとか)。そういえばHalfcrazyはほぼ聴けてやっぱりすっごく良い!と思ったんやけど、最後のWe used to be down whatever together~とかなんとか言うとこがバンドの音にかき消されて聞こえへんかったのよー。Loveもあのファルセットは過剰なまでにやってたけどブリッジが中途半端に。そういうとこなのよー!だからってHalfcrazyやLoveがすごく良かったってことが曇るわけじゃないけど。ほんと細かい話で申し訳ないけど。
4年前の感想に「143とかMary Go RoundとかSeventeenとかすんげー名曲揃いやから。あとDontchangeとWhoknowsは絶対この先ライヴで聴きたい!」と書いてるのをさっき読んだんやけど、Dontchange聴けた。嬉しかったー。あとアンコールの最後で143聴けた!予定に無かったような雰囲気やったけど、この選曲はほんと嬉しかった。でも時間が無い、とか言ってテンポが速かったし後半いいとこはしょってる。そういうとこ!そういうとこよMusiq!でも最後猪木の如く皆で延々とイーチヨーンサーン!て言ってたのはおもろかったです。
*二週間近く経ってしょんぼりの要因がもう一つうっすら思い当たってきたんやけど、それはMusiqの冷静さというか冷めた態度というか・・・そこまで歌や音楽にがーっと入り込んで歌ってるようには感じへんくて、だからわたしもあんまり入り込めへんかった。そんなことやったんかなと思います。だってさーアンコールでなんとRibbon In The Skyまでやってくれたの。それでもぐっとこないってどういうことー?とか思って。ほんま、どうしちゃったのMusiq。というかわたし?